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『──探しているものがある。ずっと、ずっと。』 『「アステリア」と「エステリア」異なる二つの世界。』
オフィシャルホームページのストーリー紹介の冒頭の二文から期待した内容は不発気味。 日常描写についても、良くも悪くもいつもどおり、と言えるかどうか微妙な内容で、 主人公鈍感と共通部分の差分の少なさから、一部個別ルートの導入部に不自然さあり。
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(ネタバレ注意)
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良かったと思う点は、
・ハルナが期待以上に可愛い。(その意味ではオールクリア推奨) ・オープニング?曲(橋本みゆきさん)がかっこいい。演出もよかった。 ・(体験版時にはいないと思っていた)魅力的なサブキャラが複数存在。
一方、気になった点は
・ご都合主義というより、状況がつかめない展開あり。 (各ルート個別設定なのか、共通設定なのか、解釈に困るところあり。)
→「異世界へ通じるゲート」のように、科学的に説明のつきにくいものがあるので、 「こういうものなんです。」というご都合主義はある程度仕方がないかもしれない。 ただ、いかにも「謎かけ」と「論理的な答えの説明」っぽいところがあって、 解釈しようとすると「辻褄が合わないのでは?」となるのは疑問が残る。
・サブキャラの性格・行動・態度などが、ルート間で違いがある。 (そのキャラに関係する主人公の行動は変わっていないので、不自然に感じる。)
・個別ルートの序盤でぎこちない展開や退屈に感じるところあり。
・「ヒロインと会えない期間」の多用は、このメーカーの作風にとって不利だと思う。 (2段オチの2段目ならともかく)
シナリオ紹介の冒頭二文について、
『──探しているものがある。ずっと、ずっと。』
に当てはまるのは、ハルナ、智枝の二人。(+サラ?) この二人の探しているものが早期にわかるのはまだいいとして、 解決する話で好印象を持てなかったのは残念。
ハルナ:最終ルートの終盤→即終了。 智枝:個別ルート序盤に、見つけようのない状態と判明。 (最終ルートで登場するが、智枝は会えない。智枝ルートの記憶媒体では会ったことにならない。)
『「アステリア」と「エステリア」異なる二つの世界。』
「自由に行き来できない」ことからくる展開やイベントの制限、という体験版時の悪い予感が的中。 異なる二つの世界があったら、それぞれの世界で独特のイベントがあったり、 世界の文化や習慣の違いから面白い出来事があったり、と色々と期待できそうだが、 異世界関係はゲートの話が多くを占めていて、もったいなかったと思う。
以下、ルート別感想メモ。(ネタバレ度:高)
[1周目 ハルナ=エレンディル]
・期待以上に可愛い。序盤の落ち着いている時の照れだけでなく、 仲良くなってからのテンションが高くなったときなども良かった。
・智枝と合わせて「両手に花」の期間が長く、この2人が好きであれば、結構楽しめると思う。
・主人公はpurpleの中でも、鈍感度が高い。 山場での行動が、人に迷惑(心配?)をかける方向にいくのが、好みに合わなかった。
・シナリオは、体験版序盤でもわかる「思わせぶり」な一つのことが続くだけで、 あとは「主人公超鈍感」「研究はとても忙しい」くらいを軸にした展開しかないのも残念。 (ハルナの抱えている想いは、十分に伝わってくるのですが…)
[2周目 相川 智枝]
・コンタクトにしてちょっと対応が変わり、主人公との関係も変わっていくくらいまでは楽しめたが、後半はイマイチ。
・山場では、伏線や謎が残っているというのではなく、 辻褄が合わないのではないかと思いながらプレイするような状況だった。
プレイ後に、振り返ってみて、
- ○○○○○が持っている雪枝の資料がゲート開通後でないと書けない内容であること
- ○○○○○と出会ったときの雪枝の姿
- 記憶媒体中「私は、○○から来ました…」の部分
- 同上「起動に必要な○○として、私の○○を入れているので動作可能」のような内容の部分
- 同上「アステリアとエステリアが行き来できる時代…」のような内容の部分
- 同上「過去の○○を…」「危険を覚悟で過去に飛んだ」のような内容の部分
- 同上「最後に…」の部分
の辻褄を合わせると、
一度未来(アステリア人がエステリアとの間を自由に行き来できる時代)へ行って… その時代でわかるゲートの仕組みを文章に記し、開封日(2030年?)を記した封筒に保管して… 封筒を持って過去へ飛ぼう(2030年の事故を防ぐため?)として…(以下略)
となるのだと思い、一応、何が起きていたのかはわかったつもりになれたのですが。
[3周目 アリサ=クラウス]
・アリサが好みであれば、シナリオに見所がないと感じても、大して気にせず楽しめるとは思う。
・共通の差分(選択肢)が少ないこともあり、個別ルートの導入部が不自然 (いつの間にか、アリサのことが気になっていると周囲に決められているような感じを受ける。)
・「お偉方の箱入りのお嬢様」の定番ストーリーで、付き合うと親子喧嘩とか、 アクシデントがきっかけで仲直りとか、わかりきった内容になりがちで、個人的にはあまり好きではない系統。 智枝ルートをやっていたので、フォルゼンがどういう人か理解していたのが救いだった。
[4周目 香奈実=レインズ]
・主人公記憶喪失モノで、記憶喪失繰り返しヒロイン、更にダブル記憶喪失は斬新。
・記憶喪失モノは、絆が深い相手でないと、 「記憶喪失時の対応の落差」「想いはどこかに残っていて…奇跡が起こる」という 定番の威力がイマイチ、といったイメージを持っていたが、この展開は新鮮。
・(このルートのプレイ段階ではわからないが、)オリジナルクリスタルの流れに 後のルートをプレイして気づくとちょっと切ない気分になる。
[5周目 ユウキ=ハンクス]
・5周目とラスト固定で、ここで発覚する新事実が、このルートでしか通用しないのは疑問。
・ゲート関係の急展開は、1〜4周目でわかったことと一部つながっているところは良いと思うが、 核となる内容が、主人公とユウキが結ばれるこのルートでしか通じない。
・ヒロインルート間は平行世界であるから、たいていのことは問題ないのかもしれないが、 他ルートのユウキの存在すら疑問(素性等は不明)というのは厳しい。
・ロリキャラのルートで分岐直後に、あのキャラの出現は想定外。 ユウキへの反応から何かあると感じさせ、ユウキの素性にまで絡めた展開は、このルートだけを見ると悪くない。
[memoria]
・ハルナとアイカの少女時代はとても可愛く、↓の点くらいならお釣りがくるくらい良かった。
・ユウキルートで書いたとおり、ルート間で別設定なら、1周目とラストに強制的に分けなくても良かったと思う。
・主人公が飛ばされること(ループ)の説明は一応できているが、 解決は定番のご都合主義(ループに入る前の状態の説明不足と、出るときの奇跡)。 (主人公が他のヒロインを選んだ場合もループから出るという解釈で良いのだろうか。) |