トップに戻る   レビューの一覧に戻る

輝光翼戦記 天空のユミナ(ETERNAL) 90点
発売:2009/1/30 レビュー:2009/8/16 

項目 評価 コメント
引き込み 8.5 (ダンジョン除く)バトルが楽しかったことが大きいが、星徒会選挙の話とその後の話に「どこまで行くのか?」と引き込まれた。
感動 7.0 そういう場面が描けてはいると思うのだが、守るものも目的も大きくなりすぎる、あまりの急展開にどれだけついていけているかで感動の度合いは大きく異なると思う。
エンド 7.0 解決した事柄が大きい割にはあっさりとした終わりに感じた。3周終わった後に出てくる話はFD系の物語と見れば面白いが、TRUE ENDとしてみると自由すぎではないか。
雰囲気 8.0 軽快なやりとりは結構楽しい。一方、主人公と(一部)ヒロインにとっては、巻き込まれたような展開が多く、理不尽と感じる扱いもあった。
キャラ

8.0

お気に入りは雲母。個別ルートでは、可愛く変貌するだけでなく、抱えているモノと仲間達への想いというところから魅力を発揮。弓那のアホさとまっすぐさ、藍のネタキャラ的な不思議さも良かった。星徒会選挙で戦った相手にも魅力的なキャラがいるのにサブキャラ扱いで後半出てこないのは残念。
音楽 8.5 戦闘中のボーカル曲やBGMを中心に良かったものが多かった。気に入ったのはボーカル曲では「嘘つきと傷あと」、BGMでは「二人に時間を」。でも、耳に残るのは「灰かぶり ヘロヘロMIX」。
画像 7.5 立ち絵が動かない代わりにメッセージのウィンドウの表情が変わる方式。SDキャラが動きまわる演出が良かった。CG閲覧モードでキャラのかけあいが聞けるおまけ付き。
Hシーン 7.0 基本2回。サブキャラは1回。サブは「あって良かった」と思うべきなのかもしれないが、全体のボリュームを考えれば相当薄い。
システム 6.0 バトルのスキップ速度が遅く、雑魚敵との戦闘時間に多大な無駄が生じたと感じた。アイテムが一括で倉庫に移動できないのも度重なると結構ストレスになる。
主人公 7.0 つっこみ役であることも含めて、色々な意味で、配置されるべきところに配置された主人公。その役割を十分に果たしていると思う。
コンセプト 7.5 急展開が受け入れられるかについて、好き嫌いはともかく、整合性の面では、キャラの魅力やバトルの面白さでどれだけ引っ張っているかに頼っているギリギリのレベル。共通しているはずの内容について、各ルートで部分的に明かされていく内容があるなか、ルート毎に微妙に設定が違うように感じるところあり。


論説戦、イシリアルシステムという発想は見事。戦略的で盛り上がるバトルを楽しめました。

弓那がみんなにいじられながら勝ち上がっていく物語は、個性的なサブキャラも含めた軽快なやりとりが面白く、それに加えて、(パッケージでもわかりますが)宇宙にまで広がっていく展開がご都合主義ながらも引き込まれる内容でした。

プレイ時間は1周目で28時間。3周+αで72時間。(攻略サイト使用(主にダンジョン関係))

体験版をやって、これが長時間続くと聞いて楽しいと思える方、そして、実際に時間が取れる方にはおすすめ。(弓那が気に入らないと厳しいかも)

まとまった時間ができたらやろうと思っている作品(で評判も良いもの)はいくつかあって、やっと1本できたというところです。

項目別評価や、ダンジョンが作業ゲーという欠点を考えると、甘いと思いますが、個人的殿堂入りラインの90点。

■戦闘(論説戦と、そして・・・)

システムを簡単に書くと、

  • 赤緑黒青の4つの属性があり、主人公と3人のヒロインはそれぞれの属性を持つ。
    • 対戦相手も、基本的には4人組で1つずつの属性を持つ。(一人で全部持っている相手や、無属性の敵もいる。)
    • 前衛1、後衛3で戦闘。前衛と後衛では使える攻撃が異なる。
  • 4つの属性に合わせたオーディエンス(味方敵共有MP)があり、技の強さなどに応じて消費量が異なる。
    • 基本的には、ある色の属性の攻撃等をすると、その色が減り、他の色が増える。
    • コマンド入力時点でオーディエンス不足だと入力不可。また、発動時点で不足していると発動しない。
  • 相手のステータスだけでなく、行動も(ほぼ)全て見える状態でコマンド入力。攻撃は常にこちらが先。
  • 1ターンの行動回数に制限あり。(4〜5ポイント)
    • 基本的に1ターンで4人が1回ずつ行動(1ポイント消費)できるが、大きめの技や、前衛・後衛入れ替えでは2ポイント消費する。
  • コマンドは、相手の攻撃を妨害するもの、その妨害を止めるもの、妨害が効かないもの、継続効果のあるものなど多彩。

ということで、慣れるまでに少しかかりますが、プレイヤーが工夫できるところが多分にあり、頭を使って戦略を組み立てていくことができ、頑張って劣勢を跳ね返したときにはかなりの爽快感を味わうことができました。

また、物語を進める中で、味方も敵も加速度的に強くなっていく中で、プレイヤーの調整具合にもよりますが、バランスが概ね保たれていたのが長時間楽しめたことにつながっていると思います。
(後半に出てくる、一部の主人公前衛固定のバトルでは、ちょっと主人公が強すぎと感じるところもありました。)

欲を言えば、パーティーメンバーが4人固定ではなく、勝ち上がるごとに今までの対戦相手等と交換可能になっていくともっと多彩なことができたと思います。

■ダンジョン(攻略見てもこちらに30時間くらい必要でした)

前項でベタ褒めしていますが、これをレベル上げ(一応、目的やストーリーのある探索ではありますが)でやると辛いです。弱い敵との戦闘にも時間がかかるのがストレスになってしまうのです。

最初の方こそ、探索中の登場人物間の会話が面白かったのですが、ワンパターンで長いだけのダンジョンにはどうしても飽きてしまいます。単なる作業に感じてきたので攻略サイトを参考にしてなるべく早めに抜けようとしましたが、それでも、10の倍数の階のマップだけにするとか、戦闘数を2割程度にするとかで十分という印象でした。

本編との関わりがもっともっとあれば印象も変わると思うのですが。

inserted by FC2 system